日本洗浄士協会のキレイに関するプロたちのワザを紹介します。

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カーペットやソファーは、それこそ毎日毎日、職場や家族の誰もが直接肌に触れるもの。
脱いだ先から順ぐりに洗濯したり、クリーニング屋さんに依頼したりできる衣類以上に、汚れは蓄積している。
それは間違いないことです。
さらに、問題なのは、汚れが汚れたまんまずーっと長い時間ほっぽってある場所。
それがカーペットやソファーである場合が多い、ということ。
「このコーヒーのこぼれた染みはいつ頃のものでしょうか？」「２年前です」
「・・・。」
年季の入った品物を完全に新品のようにするのは、どんなプロでも難しいです。
しかし、だからといって、すぐに買い替えしますか？
最初にそれを選んだときのことを思い出してみてください。
購入するときは丹念に品を選定し、相談し、導入されたことでしょう。
あまりにも頑固な染みは愛着と理解していただくこともありますが、
破れていない程度なら、さらに長くお使いいただくため、
まずはクリーニングをオススメします。
カーペットやソファーのクリーニングをするに当たって気を使うことといえば、
洗剤の選定と、使用した洗剤の除去です。
とにかく最優先にしているのは、直接肌に触れる素材を扱っているのだ、という意識を絶やさないこと。
徹底して身体にやさしくなければならない。
なおかつ、お客様に納得していただく洗浄力がなければならない。
頑固な染みも、極力目立たなくなるよう知恵を絞ります。
さらに、見た目も大切だけれど、消臭にもこだわりたい。
仕上げには、埃を集めないような静電気防止処理を行いたい。
もう、作業中に考えることはガツガツと山ほどありますが、まあ、それはそれ。
これまでお客様の日常を当たり前に取り囲んできた品々を、もうちょっと長く使っていただけるようにする工夫。その一点に努めたいのです。

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